WFPチャリティー エッセイコンテスト2025

入賞作品発表

小学生部門賞

七つの幸せ
神奈川県 カリタス小学校
6年 篠﨑 凜 さん

 私の通う学校の総合学習のテーマは、「世界の食の平和」だった。初めは、いつも当たり前に身近にある〝食〟についてもっと知りたいという思いから色々な国の食を調べた。他の国はどんな食を楽しんでいるのだろう、日本とはどんなちがいがあるのだろうと期待に胸をふくらませて調べ始めた。でも、私の目に入ってきたものはみな私の思う食ではなかった。私達の思う食と調べた先の国にいる人達の思う食はちがうのだと。同じ食に関わっているとは思えない事に目をうたがった。しかし、もっとくわしく調べる内にその現状がどれだけのものであるかを思い知り、なんとかしなければと思った。私達に出来る事はないのか、力になれる活動はあるのかとさがすうちに知ったのが、〝フードドライブ〟というものだった。私達の家庭で余った食品を集め、必要としている国に送る活動。これこそ、調べた先の国にいる人達に少しでも食という楽しさを知ってもらうチャンスだと私は思った。私達と一緒に〝食〟を味わい、楽しんでほしいという思いで学校全体に呼びかけをした。そしてなんと、大きなダンボール七箱分もの食品が集まったのだ。世界のみんなが食の楽しさを知り、味わえるようにしたいという気持ちが大きく合わさった七箱に私はとてもうれしくなった。このうれしいという感情と七箱の〝食〟を早くとどけたいと強く思った。私達のとった行動で、今食べる楽しさ、うれしさを知った人達がいるかもしれない。そう考えると私もうれしくなる。そんなうれしさの循環が沢山起こったらいいと思った。
 この経験が沢山の人につながり、食べるうれしさと楽しさを世界で共有していきたい。

  • 【選者のコメント】
    三浦 豪太さん(国連WFP協会 顧問 プロスキーヤー・博士(医学))
    世界の現状を知り、フードドライブという家庭に余った食品を必要としている国に送る活動に思いを至る。そして学校によびかけ7箱分の食料を世界の必要としている人に届けることができた。その行動力と発信力に驚くとともに、こうしたことが未来の平和につながるのだなと思った。
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